目次
先に話しておくね。同じタイプばかり好きになるのは「ダメな自分」だからじゃない
ベッドに転がって過去の恋を並べてみると、
名前も顔も違うのに、ため息の質だけは同じだったりするよね。
「またこのタイプだ…」
「分かってたのに、止められなかった…」
まず、ここからはっきりさせておきたいことがひとつあるの。
同じタイプばかり好きになるのは、
意志が弱いからでも、学習能力がないからでもなくて、
心が「慣れていて安心だ」と覚えているパターンがある
その結果なだけ、ということ。
頭では「安定した人がいい」「優しい人がいい」と分かっていても、
心のほうは、もっと別のところで安心を感じていることがある。
たとえば、
・追いかけさせてくる人を見ると、燃えてしまう
・少し冷たい態度を取られると、なぜか気になってしまう
・連絡がマメじゃない人ほど「自分だけに本音を見せてくれそう」と期待してしまう
これ、全部「おかしいこと」じゃない。
あなたの中にある「パターン」が、そう感じさせているだけ。
このパターンを、ゆっくりほどいていけばいい。
この記事ではセンと一緒に、
- どんなパターンが回っているのか
- それがなぜ生まれたのか
- ここからどう基準を変えていくか
を、やわらかく整理していくね。
同じタイプばかり好きになるのは、「安心するパターン」を心が覚えているから
まずは結論を。
あなたの「タイプ」は、心が慣れた安心の形
みたいなものだと考えてみてほしい。
安心って、「安全」とイコールじゃないことがある。
むしろ、しんどいはずなのに「なんだか落ち着く」のほうを、
人は無意識に選んでしまうことがある。
毎回似たような人を選んでしまうとき、裏で何が起きているのか
同じタイプばかり追いかけてしまうとき、
心の裏側ではこんな動きが起きていることが多い。
- 見慣れた雰囲気の人を見ると、「ああ、知ってる感じ」とホッとする
- 少し不安定で、気分が読みづらい人を見ると、「頑張れば距離を縮められるかも」と燃えてくる
- こちらが頑張らないと続かない関係のほうが、「恋している実感」を持ちやすい
どれも、過去の経験から学んだ「生き方のクセ」。
長く続けてきたクセほど、
新しいパターンよりも「楽」に感じられてしまう。
だから、
「頭ではやめたいのに、体が勝手に動く」
みたいなことが起きる。
「危険だと分かっているのに惹かれる」の正体
「今回の人も、ちょっと危ない気がする…」
そう薄々分かっていても惹かれてしまうのは、
決してあなたがバカだからじゃない。
心のどこかで、
- 振り回される側にいるほうが慣れている
- 追いかけるほうが自分らしい気がする
- しんどいくらいが「本気の恋」に思える
という「自分の役割」が、長く染みついているだけ。
ここで責めるべきなのは、自分ではなくて「古い設定」のほう。
センと一緒にその設定を見つけて、
少しずつ書き換えていくイメージでいこう。
この先で一緒に目指したいゴール
ゴールはすごくシンプル。
- 同じタイプに吸い寄せられる自分を責めるのをやめる
- 「あ、これがわたしのパターンかも」と気づけるようになる
- 次に人を選ぶとき、顔や雰囲気だけじゃなく「一緒にいるときの自分」も基準にする
この三つができれば、
恋の流れはゆっくりでも確実に変わっていく。
ここから先は、そのための地図をいっしょに描いていくね。
今のあなたの「同じタイプ」パターンを見える化するチェックリスト
パターンを変えるための第一歩は、
「自分はどんなパターンを持ってるのか」をそっと認めてあげること。
ここからは、できる範囲で心の中でチェックしてみてね。
当てはまっても、落ち込まなくて大丈夫。
気づけたぶんだけ、変えられる余白が増えるから。
好きになった人・付き合った人に共通する特徴
過去に三人くらい思い浮かべて、共通点を探してみよう。
- 連絡がマメではない、または返信の波が激しい人が多い
- 感情のアップダウンが大きく、機嫌を読むのが難しい人が多い
- 外では愛想がよく、内側では少し冷たい一面が見える人が多い
- 仕事や趣味が優先で、恋愛はいつも「二の次」になりがちな人が多い
- こちらが頑張らないと会う時間が作れない相手を好きになりがち
どうかな。
顔や職業は違っても、「関係の形」が似ていない?
同じタイプを好きになるタイミングや心の状態
今度は、好きになる前後のあなたの状態に目を向けてみる。
- 仕事や学校で疲れているときほど、ちょっと危うい人に惹かれやすい
- 自分に自信がない時期ほど、「高嶺の花」っぽい人を追いかけたくなる
- 孤独を感じているタイミングで、「構ってくれるけど安定しない人」に飛びつきがち
- 前の恋がうまくいかなかった直後ほど、似たパターンにもう一度ハマりやすい
「相手」だけじゃなくて、
「そのときの自分」にもパターンがあることに気づけると、
ちょっと視界が広がってくる。
チェック結果をどう受け止めればいいか
もし当てはまる項目が多くても、
それは「ダメな恋愛体質」の診断結果じゃない。
あなたの心が、どうやって自分を守ってきたかの履歴
みたいなもの。
- しんどい関係でも、「ここで頑張ること」で価値を感じられてきた
- 安定よりも、刺激やドラマが「生きている実感」になってきた
- 追いかけているほうが、自分の立場として落ち着く
そうやって生き延びてきた自分に、
まずは「今までありがとう」と言ってあげてほしい。
そこから少しずつ、
「これからは別の生き方も試してみようか」と、
新しい選択肢を足していけばいい。
比較してみよう。「不安定な人」「安定している人」「関係の質で選ぶ人」の違い
ここからは、三つのパターンを並べてみるね。
- 不安定な相手を選びがちなパターン
- 「安定している人」を頭では求めるけど、ピンと来ないパターン
- タイプよりも「関係の質」で選び始めるパターン
善悪ではなく、
「今の自分はどこに近いかな?」と眺めてみるための比較だと思ってほしい。
三つのパターン比較表
| 観点 | 不安定な人を選びがち | 安定している人を選ぶけど続かない | 関係の質で選ぶ人 |
|---|---|---|---|
| 関係の始まり方 | 一気に距離が縮まり、ドラマチックに始まりやすい | 友だちっぽく静かに始まることが多い | じわじわと信頼が積み上がる |
| 連絡・会う頻度 | ムラが大きく、こちらが振り回されがち | 一定しているが、物足りなさを感じることも | お互いの生活リズムを尊重しながら調整する |
| 一緒にいるときの自分 | 不安と高揚が交互に来て、常に相手の顔色をうかがう | 退屈ではないけれど「恋してる実感」が薄いことがある | 安心しつつ、素の自分でいられる時間が長い |
| ケンカしたとき | 感情的になりやすく、話し合いが置き去りになりやすい | 大きなケンカは少ないが、本音を飲み込みがち | 感情は揺れつつも、お互いの気持ちを言葉にしようとする |
| 別れ方 | 突然の爆発・音信不通など、ドラマチックになりやすい | どちらともなくフェードアウトすることが多い | 話し合いの末に決めることが多く、納得感が残りやすい |
「わたしはこの列が多いかも」という列はあったかな。
ここで大事なのは、
理想の列に一気に移動しようとしないこと。
最初は、
- この行だけ、真ん中の列から右端の列に寄せてみよう
- この項目だけ、「関係の質で選ぶ人」のほうを意識してみよう
そのくらいで十分。
「安定した人=退屈」と感じてしまう理由
「安定した人のほうがいいのは分かる。
でも、心が動かない…」
ここにもちゃんと理由がある。
- 波の激しい恋=「ちゃんと恋している実感」と結びついている
- ドキドキと不安をセットで体験してきたため、安心だけの状態を「物足りない」と感じてしまう
- 相手に合わせて頑張ることが、「愛している証拠」だった時期が長かった
つまり、
「落ち着いていても大丈夫」という体験が、まだ足りていないだけ。
これは、これから少しずつ増やしていけばいい。
いきなり波をゼロにするのではなく、
波の高さを少し低くするイメージで。
ドキドキと安心のバランスを取りながら人を選ぶ
ポイントは、
- ドキドキだけに全振りしない
- 安心だけで「まあいいか」と妥協もしない
この真ん中のゾーンに、自分の基準を移していくこと。
たとえば、
- 「一緒にいて楽しいか」だけでなく「一緒にいてホッとできるか」を見る
- 「追いかけたくなるか」だけでなく「頼れそうか」も観察する
- 「相手が魅力的か」だけでなく「その人の前の自分が好きか」を大事にする
こういう視点を足していくと、
少しずつ「関係の質」で人を見られるようになってくるよ。
なぜそのタイプに惹かれるのか。過去の経験と「自分の役割」のクセ
ここからは少しだけ、
あなたの過去と向き合うパート。
重くなりすぎない範囲で、
「なぜそのタイプが落ち着くのか」を一緒に眺めてみよう。
育ってきた環境や、最初の恋が与える影響
たとえば、
- 家族の誰かの機嫌をいつも気にしていた
- 親のどちらかが不在がちで、「振り向いてもらう努力」をずっとしていた
- 最初に本気で好きになった人が、不安定さを持った相手だった
こんな経験があると、
「機嫌を読む」「追いかける」「頑張ってつなぎとめる」が
自分の「普通」になってしまいやすい。
すると、安定していて優しい人を見ると、
「なんだか落ち着かない」
「本当に好きなのか分からない」
という不思議な違和感が出てくる。
でもそれは、あなたの心が「安定」に慣れていないだけ。
新しいベッドが最初は寝づらいのと同じで、
いい意味での違和感の場合もある。
「支える側」「追いかける側」になりがちなパターン
恋愛のなかでの自分の役割も、クセになりやすい。
- 気づけばいつも「支える側」「我慢する側」にいる
- 問題だらけの相手と付き合って、「わたしがいないとダメなんだ」と感じてしまう
- 好きになった瞬間から、相手の都合を優先するのが当たり前になる
この役割を続けていると、
- 振り回される恋=「自分の居場所」
- 安定した恋=「自分の出番がない場所」
みたいな認識が、心の奥で育ってしまうことがある。
今、変えられる部分と変えなくていい部分を分ける
ここで大事なのは、
過去を全部ひっくり返すことじゃない。
- 変えなくていい部分
→ 人を好きになる情熱、相手を支えたい優しさ、真剣さ - 変えていきたい部分
→ 自分だけが支える役になるクセ、自分の心と身体を後回しにするところ
つまり、
「誰かを大事にする力」はそのままに、
「自分も大事にする力」を足していくだけでいい。
ここから先で、それをどんなふうに実践していくかを、一緒に整えていこう。
タイプではなく「関係の質」で選び直すためのチェック表と基準
いよいよ、「抜け出し方」のパート。
顔や雰囲気ではなく、
一緒にいるときの自分に注目していく。
まずはチェック表からいくね。
「この人といるときの自分はどうなっているか」を見るチェック表
気になる人・今のパートナーを思い浮かべて、
心の中でチェックをつけてみてね。
- 会っているとき、自分の話も安心してできている
- 分からないことは「分からない」と言える
- 疲れているときに「今日は休みたい」と伝えられる
- 連絡が少ない日があっても、「嫌われた」と決めつけずにいられる
- 嫌だったことを、冗談にせずそのまま「嫌だった」と伝えられる
- 一緒にいる自分を、少なくとも「嫌い」ではないと感じられる
- 友だちに話すとき、相手の悪口だけで会話が埋まっていない
このチェックは、
相手の点数をつけるためじゃなくて、自分の状態を確認するためのもの。
当てはまりが少ない場合、
「わたしがダメ」なのではなくて、
「この人との関係では、わたしが自分を守りきれてない」というサイン。
手放したい条件と、これから大事にしたい条件
次に、これからの基準を整理していくね。
手放したい条件(例)
- 会えるかどうかが、いつも相手の気分次第になってしまう
- 気持ちを伝えると、すぐに「重い」「面倒」と言われる
- ケンカのたびに、連絡を絶たれて不安でいっぱいになる
- 自分だけが生活を削って時間を合わせ続けている
これから大事にしたい条件(例)
- 忙しくても「今日は難しい」と一言くれる
- 感情的になっても、あとから話し合おうとしてくれる
- 弱っている時に、話を聞こうとしてくれる
- 一緒にいるときの自分に、「ちょっと好きだな」と思える瞬間がある
ここに書き足していって、
自分だけの「関係の質リスト」を作ってみるのもおすすめ。
今日から試せる、「新しい基準」を一つだけ日常に足す
いきなり全部は無理だから、
まずはこれくらいでいい。
- 次に誰かを好きだと感じたら、「その人といるときの自分」を一度見てみる
- しんどいと感じたとき、「それでも好きだから」で飲み込む前に、一度紙に書き出してみる
- 「またこのタイプかも」と思ったら、その瞬間に画面を閉じて深呼吸する
その小さな一歩が、
パターン恋愛から抜けるための、はじめの抜け道になる。
同じタイプばかり好きになることについて、よくある質問
ここからは、
よく出てくるモヤモヤに、センなりの答えをそっと添えていくね。
Q1. 好みのタイプを変えるって、自分を偽ることにならない?
「本当はこういう人が好きなのに」と思いながら、
無理に真逆のタイプを選ぶなら、たしかにしんどいよね。
でもここでやりたいのは、
好みを捨てることじゃなくて、「危険な条件だけ外す」こと。
たとえば、
- 「ちょっとミステリアス」が好きなら、そのままでいい
- ただし「連絡を雑に扱う人」は外してみる
- 「仕事に打ち込む人」が好きなら、そのままでいい
- ただし「こちらを軽く扱う人」は外してみる
こうやって、
自分の好きと、自分を傷つける要素を分けていく。
それは、偽ることではなくて「守り方を覚えること」だよ。
Q2. 安定した人を選んでも、ドキドキしなくて続かなそうで不安
最初からドラマチックなドキドキがないと、
「これは恋じゃないのかも」と不安になるよね。
でも、落ち着いた関係のドキドキは、
あとからじわじわ育ってくるタイプのことも多い。
最初から花火みたいに盛り上がるのではなく、
- 一緒に笑えることが増えていく
- ふとした瞬間に「この人で良かったな」と思う
- 小さな優しさが積み重なっていく
そんなふうに、
後から「深くなる」恋もある。
「最初から大爆発する恋」だけが恋じゃない。
安定した人との恋は、
焚き火みたいにじわじわ温度が上がっていくイメージで見てみてほしい。
Q3. 家庭環境やトラウマが影響しているなら、もう変えられないのでは?
たしかに、過去の影響はゼロにはならない。
でも、「影響がある = もう変えられない」ではないよ。
変えられないのは、
当時の出来事そのもの。
でも変えられるのは、
- その出来事をどう意味づけるか
- そこから先、どんなパターンを少しずつ手放していくか
この二つ。
一気に全部は無理でも、
「恋愛ではこのパターンだけ変えてみようかな」と決めることはできる。
必要なら、専門家の力を借りる選択肢だってある。
それもまた、自分を守るための強さだよ。
Q4. 出会いの場が限られていて、どうしても似たタイプの人ばかりになります
出会いのプールが同じなら、
そりゃ似たタイプの人も増えるよね。
でも、「どこで出会うか」と同じくらい大事なのが、
「どう関わるか」「どこで線を引くか」。
たとえば、
- これまでなら深追いしていた相手に、「ここまで」にしてみる
- いつもなら我慢していた場面で、一度だけ「それは嫌」と伝えてみる
- 「危険なサイン」を感じた段階で、「今回はやめておこう」と自分の判断を尊重してみる
同じ場所にいながらでも、
選び方と関わり方を変えることで、
少しずつパターンは変わっていくよ。
Q5. 今まさに「いつものタイプ」と付き合っていて、この先が不安です。別れるべき?
「別れるべき」とセンが決めることはできない。
ただ、一緒に考えることはできる。
ポイントは、三つ。
- その人といるときの自分を、好きだと思える瞬間があるか
- 嫌だったことを伝えたとき、相手がどう受け止めるか
- これから一年同じ関係が続いたとき、自分がどうなっていそうかを想像してみる
そのうえで、
- 「まだ一緒に試してみたい」と思うなら、
→ 伝え方や線の引き方を変えるチャレンジをしてみる - 「このままだと、自分が壊れそう」と感じるなら、
→ 自分を守る選択肢を真剣に考えるタイミングかもしれない
どちらを選んでも、
あなたの人生の主役はずっとあなた自身。
その視点だけは、絶対に手放さないでいてね。
まとめと、今日ひとつだけ決めてほしい「これ以上くり返さない基準」
ここまで、かなり深いところまで一緒に潜ったね。
最後に、ふわっと浮上しながら振り返っていこう。
- 同じタイプばかり好きになるのは、「ダメな自分」ではなく「慣れた安心パターン」の結果
- 不安定な相手に惹かれるのは、過去の経験や自分の役割のクセが影響しているだけ
- パターンを変えるには、「タイプ」ではなく「関係の質」と「そのときの自分」に注目していくことが大事
- いきなり好みを変える必要はなく、「自分を傷つける条件だけ外す」でも十分進歩
- 今日からできるのは、たった一つでいい。「次はどんな自分でいたいか」を基準に足していくこと
最後に、センから
「同じパターン恋愛から抜け出すための基準」を、いくつか箇条書きで置いておくね。
- その人のことを好きな自分だけじゃなく、「その人といるときの自分」もちゃんと見る
- 不安でいっぱいのドキドキだけを「恋」と呼ばない
- 自分だけが我慢し続ける関係は、「努力が足りない」のではなく「基準を見直すサイン」と考える
- 「またこのタイプだ…」と気づけた瞬間を、責める材料ではなく「脱出のチャンス」と受け取る
- 好きになる力はそのままに、「自分を守る力」を少しずつ足していく
そして、今日ひとつだけ、
あなた自身に約束してほしいことがある。
「次に誰かを好きになったとき、
その人といるときのわたしが、
少なくとも『前よりは少し好きだな』と思えるかどうかを、
ちゃんと見る。」
それができれば、
もうパターンの外側に一歩、足が出ている。
また「同じタイプかも」と感じて苦しくなった夜は、
そのたびにセンを思い出して。
何度でも一緒に、
あなたの恋の地図を書き換えていこう。




