朝、目が覚めた瞬間に、もうしんどい──って感じる日があるよね。
何かがあったわけでもないのに、
まだ布団の中にいたい。
動く気になれない。
今日が始まることに、うっすらとした抵抗感がある。
身体は休んだはずなのに、
“こころ”がまだ、眠ったままのように感じる朝──
目次
朝の“憂うつ感”は、心からのサイン
身体ではなく「心」が疲れているのかもしれない
朝がつらいのは、
怠けているからでも、意思が弱いからでもない。
夜のあいだに回復したのは「身体」かもしれないけれど、
「心」のほうは、まだ昨日の続きを引きずっていることがある。
処理しきれなかった感情、
見ないふりをした不安、
夢の中で揺れていた気配──
心には、そういった“目に見えない疲れ”が残っている。
そしてそれは、朝という静かな時間にだけ、
そっと姿を見せてくる。
だからこそ、目が覚めたときに憂うつを感じたら、
それは「心がまだ休みたい」と訴えているサインかもしれない。
まずは、その声を否定しないで、聞いてあげてほしい。
起きてすぐ、何もしたくないときに
エネルギーが“枯渇”している状態
「なにもしたくない」
「このまま何時間でも眠っていたい」
そんな朝は、
あなたの“心の電池”が、まだ充電されていない証かもしれない。
気力の低下は、
自己否定や甘えではなく、
心が「これ以上、外に出せるエネルギーがありません」と
静かに伝えてくれている状態。
外に向かう前に、まず自分の中をあたためることが大切。
すぐに起き上がれなくてもいい。
スローモーションのような朝を、
少しずつ“ほぐすように”迎える準備をしてあげてほしい。
目覚めの最初に“火種”を入れる方法
白湯、香り、音──刺激ではなく“やさしさ”で目覚める
朝がしんどい日ほど、
自分にとっての“やさしい火種”をそっと差し込んであげるといい。
たとえば、ぬるめの白湯を一杯。
窓を少し開けて、空気を入れ替える。
小さな音で音楽を流す。
お気に入りの香りをひと吹きする。
目を覚ますこと=「戦いの始まり」じゃなくていい。
心をほどくための“小さな儀式”を重ねていくこと。
それは、朝のなかに自分を戻していく作業。
ひとつずつ、感覚を呼び戻すことで、
ようやく“わたし”が今日という時間に追いついてくる。
「朝が怖い」人の共通点とは?
先の未来が“重たく”感じてしまうとき
朝がつらい理由は、
“目が覚めたから”ではなく、
“今日という一日を思い出したから”かもしれない。
何かをやらなきゃ、
うまく振る舞わなきゃ、
失敗しないように過ごさなきゃ──
目覚めた瞬間、
まだ何も始まっていないのに、
頭の中ではすでに「一日の負荷」が再生されている。
だから怖い。
布団の中にいたい。
起きたくないのは、今日を“生きたくない”からじゃない。
“構えなきゃいけない現実”が、少し重たく感じられてしまうだけ。
その怖さを、まずは否定せずに、
「わたしは怖いんだ」と静かに認めてあげよう。
それだけでも、少しずつ“朝”が変わってくるから。
今日を始めるための“ちいさな儀式”
カーテンを開ける、声を出す、光に触れる
朝がつらい日ほど、
「起きるぞ!」ではなく、
「起きてみようかな……」というやわらかい始まりを。
まずは、カーテンを少しだけ開ける。
自然光が部屋に落ちてくるだけで、心がふわっと動き出す。
小さな声でもいいから「おはよう」と声を出してみる。
その声が、あなたの存在を、この世界に繋ぎなおしてくれる。
スマホよりも、まず空気や光に触れる。
感覚で「今」を感じることで、
少しずつ、今日という現実に身体が馴染んでいく。
朝に必要なのは、「戦闘態勢」ではなく、
「ただ、存在に戻る時間」なのかもしれない。
まとめ|「動けない日」があっても、それでいい
あなたの朝は、あなたのリズムでひらいていい
起き上がれない日もある。
朝から泣いてしまう日もある。
それでもいい。
「動けない」ことは、負けじゃない。
むしろそれは、「まだわたしがわたしを感じている」証。
周りのスピードに追いつけなくても、
あなたの朝は、あなたの心と共に開いていい。
どこから始めたっていい。
布団の中で深呼吸をするところからだって。
その“選べる自由”があるだけで、
朝は少しずつ、“怖いもの”ではなくなっていく。
結び|すぐに答えは出ない。でも、問いを抱きしめた時間は……きっと意味になる。

「また今日が始まるのか……」
そう思った朝にも、
小さな問いが宿っている。
「どうしたら今日を迎えられる?」
「何をしてあげたら、心が軽くなる?」
その問いを抱きしめて、
静かに始めた朝には、
あなたにしか見えない光が差し込んでいるかもしれない。
朝は“再起動”じゃなく、“再接続”。
わたしが、わたしに戻っていく時間──

セン(Sen)
🕯 あなたの朝にそっと灯る、小さな火種となりますように。