ふと、思ったの。
「最近、なんだか心が重たい」って。
怒ってるわけでも、泣いているわけでもないのに、
感情がにごって見える日がある。
嬉しいことがあっても反応が薄い。
小さなことにイライラしてしまう。
疲れているのか、どこか詰まっているのか──
理由はうまく分からないけれど、
“わたし”の中に透明さが失われていく感覚があった。
問いがあるって、まだ歩けるってこと。……そう思えた
目次
感情が濁ってしまうメカニズム
“流れ”が滞ると、内面に澱が溜まる
感情は、流れているときにはあまり苦しくない。
でも、気づかないうちにそれが“滞る”と、
小さな澱(おり)のようなものが、心に溜まっていく。
ストレス、言えなかった言葉、疲労、環境の圧。
そうしたものが日々のなかで積もっていくと、
感情の「通り道」が狭くなり、
流れが鈍くなってしまう。
それが、
“なんだか分からないけど重い”とか、
“いつもより些細なことで揺れる”とか、
言葉にならない「濁り」となって現れてくる。
この濁りは、誰の中にも起きる自然な変化。
だから責めなくていい。
でも、放っておくと、だんだん感覚が鈍ってしまうから、
ときどき整えてあげる必要があるんだと思う。
方法①:水に触れる(浄化の象徴としての水)
手を洗う、湯船に浸かる──小さなリセット
水には、不思議な力がある。
手を洗う、顔をゆっくりすすぐ、
あるいは湯船に身を沈める──
それだけで、心が静かにほぐれていくことがある。
水は、感情の濁りをやさしく薄めてくれる存在。
流す、温める、包み込む。
身体が整うと、内面もまた、少しずつ整っていく。
「疲れている」と思ったときは、
まず“水に触れる”ことから始めてみて。
ぬるめのお湯に手を浸すだけでもいい。
心は、そのやわらかな温度をちゃんと感じ取って、
少しずつ「自分に戻る」準備を始めてくれるから。
方法②:書く・吐き出す・散らす
言葉にすることで、詰まりを外へ
モヤモヤしているのに、うまく話せないとき。
そんなときこそ、“書く”という行為が効いてくる。
「今日あったこと」でもいいし、
「なんかしんどい」という言葉でもいい。
かたちにならない感情を、
まずはノートの上に置いてみる。
書くことで、心の中に詰まっていたものが動き始める。
「言葉にした瞬間、少し楽になった」
そんな経験がある人も多いはず。
感情は、しまい込むと重たくなる。
外に出せると、少し軽くなる。
誰にも見せなくていい。
うまく書けなくてもいい。
ただ、“内側”から“外側”へと
感情の粒を運んであげるだけで──
心の濁りは、少しずつ澄んでいく。
方法③:静かな音や香りで整える
外側の静けさが、内面を透き通らせる
「濁っている」と感じるとき、
それは“内側の空気”が少しよどんでいるとき。
そんなときは、外からの刺激ではなく、
静けさを自分のまわりに置いてみるといい。
音楽なら、歌詞のないもの。
香りなら、柑橘よりもやわらかいウッドやお香系。
静かな環境は、心の深いところに届きやすい。
それは、「癒す」というよりも、
“戻ってこれる”という感覚に近いかもしれない。
自分の輪郭が見えなくなったときは、
強い言葉や派手な音から距離をとって、
「そっと存在を支える空気」を傍に置いてあげてほしい。
それだけで、感情の水面が、ふたたびゆっくり揺れはじめる。
日々の“濁り”とどう向き合っていくか
“濁ること”そのものを責めなくていい
わたしたちは、毎日を生きているだけで、
たくさんの情報と感情に触れている。
だから「濁る」のは当たり前なんだ。
透明じゃなきゃいけないなんて、誰が決めたんだろう。
でも、放っておくと澱は沈み、
心は重たくなってしまう。
だからこそ、
“澄ませる習慣”をもつことが大切。
それは完璧に浄化することじゃなくて、
ときどき浮かべて、流して、撫でること。
「今日、少し濁ってるな」
そう気づけたあなたは、もう十分にやさしい。
まとめ|濁りの先に、また透明なあなたがいる
心の水は、動き出せばまた澄んでいく
濁りは、動かない時間が生んだ一時的なもの。
そのままにせず、ほんの少し流れをつくるだけで、
また澄んだ感情に戻ることができる。
そのとき、わたしたちは“もとに戻る”のではなく、
“少しだけ新しい自分に近づく”のかもしれない。
透明じゃない時間を過ごした分だけ、
他人のにごりにも、気づけるようになるから──。
結び|すぐに答えは出ない。でも、問いを抱きしめた時間は……きっと意味になる。

「なんだか濁ってる」
そう感じた夜に、
自分を責めるより、
そっと整える手段をひとつでも持っていたら。
それだけで、明日の心は違って見える。
透明さを取り戻すことが目的じゃなくてもいい。
“自分の感情に気づけた”という事実が、
あなたをやさしく支えてくれるから。
答えが出ない時間こそ、
わたしという水面が静かに広がっている証──。

セン(Sen)
🕯 濁りを責めるのではなく、流れを取り戻す夜がありますように。