目次
メンタルが限界だった夜、わたしはお風呂に逃げ込んだ
眠れない夜って、画面の光だけがやたら元気で、心だけがぐったりしていませんか。
あの夜のわたしは、まさにそれでした。
布団の中でスマホを握りしめたまま、タイムラインを無限にスクロールして、頭の中はぐちゃぐちゃなのに、体だけが妙に元気で震えているような感覚。
目に入ってくるのは
・誰かの幸せそうな写真
・仕事の成果報告
・今日もがんばった自慢
・スピリチュアルな開運法
全部まぶしくて、全部遠くて、どれも自分とは別世界の話みたいでした。
その中で、ふと目に止まったのが
「メンタルが限界で眠れない夜は、コンビニで鬼殺しを買って塩酒風呂にドボドボ入れてみて」
という投稿でした。
半分くらいは、正直、信じていませんでした。
邪気とか浄化とか、そういう言葉はどこかファンタジーで、自分がそこにすがるのは少し悔しい気もしたからです。
でもそのときのわたしは、冷静な判断よりも、ただ
「このまま朝まで起きていたら、明日を生きる気力がゼロになる」
それだけが、はっきり分かっていました。
だから、決めました。
今夜くらい、何かにすがってもいい。
たとえそれが、安い紙パックのお酒と粗塩のおまじないでも。
コンビニの灯りの下で、わたしは鬼殺しを手に取った
夜中のコンビニは、不思議な場所です。
照明だけが人工的に明るくて、外には静かな暗闇が広がっている。
すっぴんでジャージ姿のわたしと、ネクタイをゆるめたままの人と、夜勤前らしき人と、よく分からない時間帯にここへ流れ着いた人たちが、無言のまま棚の前をうろうろしています。
アルコールコーナーの前で立ち止まって、わたしはしばらく固まっていました。
ビール、酎ハイ、ワイン、小さな日本酒の瓶。
その中に、ずしっとした存在感で並んでいる紙パックの日本酒。
値札のところに、見慣れた名前が書いてあります。
鬼ころし
いつもならきっとスルーしていたはずの文字が、その夜はやけに目に刺さりました。
「鬼を殺すくらいだから、今のこのしんどさくらい、流してくれたりしないかな」
そんな都合のいいイメージを頭の中でこっそり再生しながら、わたしはそっと手を伸ばしました。
パックを持ち上げると、思ったよりも重くて、現実に引き戻されます。
レジへ向かう足取りは、少しだけ罪悪感を引きずっていました。
「お酒弱いくせに、何やってるんだろう」
「これで本当に何か変わるのかな」
それでも、レジの白いカウンターに、鬼ころしをぽんと置きました。
ピッという機械的な音と、店員さんの淡々とした声。
世界は特別なことなど何も起こっていない顔をしているのに、わたしの胸の中では、ひとつのスイッチがかちっと音を立てた気がしました。
今夜は、自分のためだけにお風呂を使っていい
ただそれだけを、ようやく自分に許した瞬間でした。
鬼殺しと粗塩を湯船に落とすまで
部屋に戻って、まず最初にしたのは、お湯を張る前にスマホで検索することでした。
「酒 風呂 安全」
「日本酒 塩 風呂 やり方」
お酒をそのままお風呂に入れて大丈夫なのか、配管は傷まないのか、体には悪くないのか。
現実的な不安が、一気に頭の中を占領します。
調べてみると、昔から日本酒風呂や塩風呂はあって、少量なら体をあたためたり、香りでリラックスするのに使われてきたこと。
お湯全体に対してごく薄い濃度であれば、アルコールで酔っ払うこともほぼないこと。
塩も入れすぎなければ、ただのちょっとしょっぱいお湯になるだけなこと。
そういう情報を、ひとつずつ確かめていきました。
もちろん、完璧に不安が消えるわけではありません。
でも「とんでもない危険をやろうとしているわけではなさそう」というラインが見えたことで、少しだけ肩の力が抜けたのを覚えています。
蛇口をひねって、湯船にお湯をため始めます。
湯気が立ち上り始めるころ、キッチンから粗塩と、さっき買ってきた鬼ころしを持ってきました。
粗塩は、いつも料理に使っているもの。
鬼ころしは、まだ開けていない紙パックのまま、テーブルの上でじっとこちらを見ています。
「ほんとにやるんだね、わたし」
心の中でそうつぶやきながら、湯船の温度を確かめました。
少しぬるめのお湯。長く浸かっていても苦しくならないくらいの温度です。
まずは粗塩を、手のひらに山盛り一杯。
湯面に近づけて、さらさらと落とすと、塩の粒が一瞬だけ光って、それからすぐに見えなくなりました。
次に、鬼ころしのキャップをゆっくり開けます。
ふわっと立ち上る日本酒の匂いに、ちょっとだけくらっとしました。
そのまま、パックの口を湯船の上に傾けて、ゆっくりと注ぎ入れます。
どぼどぼという音が、やけに生々しく響いて、心のどこかで
「こんなことにお酒を使うのは、もったいない気もする」
という声がしました。
でも同時に、
「今夜だけは、わたしのためだけに使っていい」
という小さな許可も、ちゃんと一緒に聞こえてきました。
いまの自分に合うお風呂の選び方チェック
このときのわたしは勢いで塩酒風呂を選びましたが、あとから振り返ると、その日の状態によってもう少し選び方を変えてもよかったなとも思います。
もし今、画面の前でお風呂に入る気力だけはなんとか残っているなら、こんなチェックをしながら決めてみてもいいかもしれません。
| チェック項目 | あてはまる数 | 今夜おすすめの入り方 |
|---|---|---|
| 頭の中がぐちゃぐちゃで、同じことを何度も考えてしまう | 塩酒風呂か、香りのある入浴剤でゆっくり長めに浸かる | |
| 体が冷えて手足がずっと冷たい | ぬるめ〜やや熱めのお湯にじっくり、保温重視の入浴剤を使う | |
| とにかく疲れすぎて、お湯を張るのもしんどい | 塩酒風呂は封印して、シャワー+足湯+白湯だけにする | |
| 泣きたくても涙が出なくて、感情が固まっている感じがする | 暗めの照明+塩酒風呂か、重炭酸入浴剤で区切りの入浴をする | |
| 明日もどうしても外せない予定がある | 長湯は避けて、短めの普通のお風呂か重炭酸で回復優先 |
空欄のところに、心の中でチェックを入れてみてください。
二つ以上あてはまるところがあるなら、その列にある入り方から選んでみると、少しだけ楽になりやすいです。
わたしがあの夜選んだのは、まさに
「頭の中がぐちゃぐちゃ」
「感情が固まっている」
の二つでした。
だからこそ、多少おまじない成分が強くても、とことん儀式感のあるお風呂を選んだのだと思います。
塩酒風呂に沈んだとき、わたしの中で起きていたこと
お湯が肩まで満ちたところで、ゆっくりと湯船に体を沈めました。
ふわりと立ち上る日本酒の香りと、粗塩が溶け込んだお湯の、少し重たい肌ざわり。
普段のお風呂とは明らかに違う空気が、狭い浴室いっぱいに広がっていきます。
「邪気を流します」
「嫌なものを全部、お湯に溶かしてください」
そんな言葉を、心の中で試しに唱えてみました。
自分で言っておきながら、どこかで冷めた自分がつぶやきます。
「ほんとに流れるなら、とっくにみんなやってるよね」
でも、その冷めた声さえも、お湯の中にぽちゃんと落としてしまうような気持ちで、目を閉じました。
耳までお湯につけると、世界の音が一気に遠くなります。
聞こえるのは、自分の心臓の音と、かすかなお湯の揺れる音だけ。
さっきまで頭の中を占領していた、あの人の言葉や、既読にならないトーク画面や、仕事でやらかしたミスの記憶たちが、ゆっくりと浮かんでは沈んでいくイメージが浮かびました。
「復縁できるかな」
「もう二度と会えないのかな」
ぐるぐる回っていた問いは、すぐには消えてくれません。
それでも、お湯の温度と日本酒の香りが、少しずつ思考のスピードを落としていきます。
「今、この湯船の中にいる間だけは、未来のことを決めなくていい」
お湯の中で、そう自分に言い聞かせました。
邪気を流すとか、浄化するとか、そういう言葉を信じ切ろうとすると、どうしてもどこかでつまずいてしまいます。
だからわたしは、言葉を少しだけ変えてみました。
「今日一日のしんどさだけでも、このお湯に預けてしまおう」
そう思った瞬間、胸の奥が少しゆるんだ気がしました。
このとき、実感したことがあります。
塩酒風呂そのものよりも、
これは今日のしんどさを終わらせる時間だ
と自分で決めて入ること。
その決め方のほうが、ずっと効いてくるのだということを。
塩酒風呂と他のお風呂、体感の違いを比べてみた
あの夜からしばらくして、わたしはいろんな入浴パターンを試すようになりました。
鬼ころしと粗塩の塩酒風呂だけでなく、重炭酸入浴剤やエプソムソルト、何も入れないお湯の日も含めて、体感の違いをメモしていったのです。
ざっくりまとめると、こんな感じでした。
| 入り方 | 体の温まりやすさ | 香り | メンタルの切り替えやすさ | 準備の手間 | コスト感 |
|---|---|---|---|---|---|
| 鬼殺し+粗塩の塩酒風呂 | かなりあたたまる。湯上がりもポカポカが続く | 日本酒の香りがしっかり。好みが分かれそう | 儀式感が強くて、区切りをつけやすい | 鬼ころしと粗塩を用意する手間が少しある | 鬼ころしを常備するならややコスト高め |
| 重炭酸入浴剤 | じんわり深くあたたまる。寝つきが良くなりやすい | ほんのり、やさしい香り | 身体の疲れを抜く感じが強く、静かに切り替えられる | タブレットを入れるだけで簡単 | 1回あたりは少し高いが、気力がない夜にありがたい |
| エプソムソルト | 筋肉のこわばりが抜けて、体が軽くなる感覚 | ほぼ無香料。アロマを足すと良い | 体の重さが抜けることで、気持ちも少し軽くなる | スプーンで入れるだけ。保管に少し場所がいる | 大容量を買うとコスパは悪くない |
| 何も入れないお湯 | 温度によっては十分あたたまる | ほぼ無臭で落ち着く | シンプルで安全だが、気分転換には少し工夫が必要 | お湯を張るだけ | 一番お財布にやさしい |
最初の夜に選んだのは、もちろん一番上の塩酒風呂。
あのとき手に取ったのは、コンビニでよく見かける紙パックの鬼ころしでした。
今のわたしは、限界値が高めの日は塩酒風呂、日常の疲れには重炭酸タイプの入浴剤、筋肉痛や頭のパンパンさにはエプソムソルト、といった具合に、その日の状態に合わせて選ぶようになりました。
どれが一番正しい、というものではなくて、
今夜の自分にとって、一番やさしい選び方はどれか
それを問い直すための選択肢が増えた、という感覚に近いです。
お風呂から上がったあと、確かに変わっていたこと
あの夜の塩酒風呂を出たあとのことを、今でもはっきり覚えています。
まず、体が信じられないくらい軽かった。
肩のあたりに貼りついていた見えない重りが、少しだけ剥がれ落ちたような感覚。
全てが解決したわけではありません。
スマホを開けば、既読にならないトーク画面はそのままだし、明日のタスクも変わらずそこにあります。
それでも、はっきり違っていたものが二つありました。
ひとつは、呼吸の深さです。
お風呂に入る前は、無意識に浅い呼吸を繰り返していて、胸のあたりがずっとざわざわしていました。
湯上がりのわたしは、ふう、と静かに息を吐けるようになっていた。
そのたびに、肺の奥まで新しい空気がちゃんと届いている感じがしました。
もうひとつは、考え方の幅です。
さっきまで
「復縁できるか、できないか」
「もう無理か、まだ望みはあるか」
という二択しか見えなかった頭の中に、
「どちらに転んでも、自分の生活を少しずつ整えていくことはできる」
という第三の選択肢が、うっすらと現れ始めていたのです。
塩酒風呂そのものが、突然わたしの恋愛運を変えたわけではありません。
そんな即効性のある魔法だったら、きっと世界はとっくにお風呂で溢れています。
変わったのは、もっと地味で、もっと小さなところ。
「どうせわたしなんて」から
「今のわたし、よくここまで耐えたね」
に、ほんの一歩だけ視点が動いたことでした。
その一歩があったからこそ、少しずつ生活を立て直して、必要な話し合いをして、タイミングを見てメッセージを送る勇気を持てたのだと思います。
もしあの夜、何もせずに画面の光だけを見つめて朝を迎えていたら。
わたしはきっと、自分を責める言葉だけを増やして、何も変えられないままだったかもしれません。
鬼殺し塩酒風呂がくれたものは、魔法ではなく練習だった
振り返ってみると、あの塩酒風呂は
「復縁できた原因」
ではなく、
「自分にやさしくする練習の、最初の一歩」
だったのだと思います。
自分のためだけにお金を使っていい。
自分のためだけに時間を使っていい。
自分のためだけにお風呂を贅沢にしていい。
頭では分かっていても、なかなか実行できなかったことを、あの夜のわたしはようやく実際にやってみた。
その象徴が、鬼ころしと粗塩の塩酒風呂でした。
ここで、よく聞かれそうなことを、いくつかまとめておきます。
よくありそうな問いと、わたしなりの答え
鬼殺しじゃないと意味がないの
正直に言うと、銘柄そのものに特別な魔法があるわけではないと感じています。
あの夜のわたしにとって大事だったのは、
「鬼ころしという名前の響きに、自分のしんどさを重ねられたこと」
でした。
だから、もし別のお酒の名前が自分の気持ちにしっくりくるなら、それを選んでもいいと思います。
ただし、料理酒ではなく、できれば普通の日本酒を選んであげてください。
変な添加物が少なくて、香りもやさしいので、お風呂時間そのものが心地よくなりやすいです。
お酒に弱いけれど、大丈夫かな
これはとても大事なポイントです。
お酒に弱い人や、アルコールに関する体質や制限がある人は、無理をしないでください。
どうしても試してみたい場合は、
・入れる日本酒の量を、コップ半分くらいまでに抑える
・お湯の温度をぬるめにして、長湯しすぎない
・気分が悪くなったら、すぐにお湯から出る
このあたりを、いつも以上に慎重に意識してあげてほしいです。
少しでも不安があるなら、塩だけのお風呂や、重炭酸入浴剤など、アルコールを使わない選択肢に切り替えるのも、立派なセルフケアです。
粗塩はどのくらい入れればいいの
わたしがよく使う目安は、一般的なバスソルトと同じくらいです。
・手のひらに軽く山盛り一杯
・多くても二杯まで
これくらいでも、十分にちょっと特別なお風呂になります。
たくさん入れれば入れるほど効く、というものではありません。
それよりも、入れているときの気持ちのほうが大事です。
「今日のしんどさ、この塩に預けていくね」
そんなふうに、心の中でそっとつぶやきながら入れてみてください。
毎晩やってもいいのかな
個人的には、毎晩塩酒風呂にする必要はないと思っています。
塩やお酒を使ったお風呂は、どうしても少しだけ特別な負荷がかかります。
肌への刺激や、浴槽や配管への影響も、ゼロではありません。
わたしは、
・本当に限界だと感じる夜
・どうしても区切りが必要な夜
を中心に塩酒風呂を選んで、それ以外の日は、重炭酸入浴剤や普通のお風呂で十分だと感じています。
復縁や開運に、本当に効くの
ここは、正直に書いておきます。
塩酒風呂自体が、直接復縁を引き寄せたり、運気を劇的に変えたりする証拠は、わたしの体感ではありません。
ただし、
・しんどさで固まっていた心と体を、一度ゆるめてくれる
・一晩だけでもまともに眠らせてくれる
・自分を大事にするスイッチを入れ直してくれる
この三つに関しては、かなりはっきりと効果を感じました。
その結果として、次の日以降の行動や選択が少しずつ変わり、その積み重ねが復縁や人間関係の変化につながっていく可能性は、大いにあると思っています。
魔法というより、行動を変えるための土台作り。
塩酒風呂は、そのための道具のひとつだと、わたしは捉えています。
排水溝やお風呂は傷まないの
これも気になるところですよね。
日本酒を数百ミリリットル程度、お湯で薄めて流すくらいなら、排水管自体へのダメージはほとんど気にしなくていいと感じています。
むしろ日常的なシャンプーやボディソープ、皮脂汚れのほうが、詰まりやすさの面では大きいくらいです。
ただし、塩をたっぷり使った日は、
・追い焚き機能は使わない
・お湯を捨てたあと、シャワーで軽く浴槽を流しておく
このあたりを意識しておくと、長い目で見て安心です。
これから同じ夜をくぐる誰かへ、小さなチェックリスト
ここまで読んでくれたあなたは、きっと、少なからず心が限界に近い夜を知っている人だと思います。
だからこそ、最後にもう一度だけ、自分のために使えるチェックリストを置いておきます。
今夜、塩酒風呂を選ぶか迷っているときのチェック
| 状態 | こんなとき | 今夜のおすすめ |
|---|---|---|
| 心が限界寄り | 同じ考えが頭の中で何十周もしている | 塩酒風呂か、暗めの照明での重炭酸風呂で、区切りをつける |
| 体がボロボロ寄り | 立ち上がるのもしんどい、頭痛やめまいがある | 無理に湯船にこだわらず、シャワー+足湯+白湯に切り替える |
| 眠れなさ寄り | ベッドに入っても目が冴え続ける | ぬるめのお湯で短め入浴+湯上がりの水分と軽い糖分をセットにする |
| 罪悪感寄り | 自分のためにお金や時間を使うのが怖い | あえて少しだけ贅沢な入浴剤を使って、自分に優しくする練習をする |
| 現実逃避寄り | 何もしたくなくて、スマホだけ触っていたい | まずはお湯を張るところまで。塩酒風呂かどうかは、そのあと決めていい |
全部にチェックが入っても大丈夫です。
その夜の自分にとって、一番ハードルが低い選択肢を選べば、それで合格です。
わたし自身、最初の夜は
「塩酒風呂をやる」というより
「とりあえず湯船にお湯をためる」
そこから、なんとか動き始めました。
最後に、選ぶ基準をもう一度だけ
長い話に付き合ってくれて、ありがとうございます。
最後に、塩酒風呂を含めてお風呂の選び方を、できるだけシンプルな基準にまとめておきます。
塩酒風呂を選んでいい夜
- 今日は本当に限界で、何かしら強めの区切りがほしい
- 自分のためだけに、ちょっとした儀式をしてあげたい気分がある
- 日本酒の香りが嫌いではない
- 体調や持病の面で、アルコールを少量触れるくらいなら問題ない
重炭酸入浴剤を選んだほうが楽な夜
- とにかく体が疲れていて、考える余裕がない
- 香りは控えめでいいから、深く眠りたい
- お湯にぽちゃんと入れるだけの手軽さがありがたい
- 肩こりや冷えをじっくりほぐしたい
エプソムソルトや、他の入浴剤を選ぶ夜
- 筋肉痛や、体の重だるさが特に気になる
- 香りをアロマで自由に変えたい
- コスパを重視しつつ、少しだけ特別感もほしい
何も入れないお湯を選ぶ夜
- もう本当に何もする気力がない
- ただ温まりたいだけで、余計な刺激はいらない
- お財布やストックのことを気にしたくない
- 一番シンプルな形で、自分を洗い流したい
どれを選んでも、間違いではありません。
大事なのは、
「今の自分には、これがいちばんやさしい」
と、少しでも思える選び方をしてあげること。
塩酒風呂は、その選択肢の中のひとつにすぎません。
でも、あの夜のわたしのように、本当にどうしようもなくなったとき、ふっと思い出してもらえたらうれしいです。
そしてもし、今夜どれかを選ぶ気力がほんの少しでも残っているなら。
その一歩を踏み出した自分を、どうかちゃんと褒めてあげてください。
「ここまでよく生き延びたね」
「今日のわたし、ほんとによくがんばった」
お風呂あがりの自分に、そう声をかけるところまでが、ひとつの儀式です。
その積み重ねが、きっと
「復縁できるか」よりも
「自分と仲直りできるか」
を少しずつ変えていくから。
今夜のお湯が、あなたの心と体にとって、少しでもやさしい温度でありますように。





