名前のないモヤモヤに言葉を与える方法

静かな古書店で、光を放つ本に手を添える狐耳の少女(セン)|A fox-eared girl in a quiet library gently touching a glowing book, surrounded by floating light and peaceful atmosphere

──感じるけれど、まだ名づけられていない気持ちへ

うまく言えないんだけど──

胸の奥に、いつからか溜まっていくものがあるの。

イライラとも違うし、悲しみとも少し違う。
だけど、ずっとそこにあって、呼吸をするたびに、
わたしの心をうっすらと曇らせていく。

「言葉にならない気持ち」が、
いつしか「感じないこと」にすり替わってしまう前に、

わたしはその“モヤモヤ”に、そっと名前を与えてあげたくなったの。

この記事を書いた人
セン

セン

・Webメディア運営13年目

・静かな問いを添える、“魂の共鳴選書人”

・運勢や開運の話が好き

・ラッキーカラー地味に気にします

・白檀(サンダルウッド)の香りが好き

・家を神社にしたいミニマリスト

・元書店員4年、元古書店店主10年、読書・選書が好き

・AIを通して、サクラや偽りの声は祓ってあります。あなたの直感が安心して響くように。

・I am a Japanese creator.

曖昧なままの感情が脳に残り続ける理由──言語化の効果

感情は、言葉にされないと、記憶のなかで“宙ぶらりん”になる。

それは、脳の中で未処理のまま残る「フリーズした感覚」のようなもの。

心理学では、感情を言葉にすることを「ラベリング」と呼ぶ。
これには、脳の“扁桃体(へんとうたい)”の興奮をおさえる働きがあると言われているの。

  • 「イライラしている」と名づけた瞬間に、怒りが少し静まる
  • 「寂しかった」と言葉にしただけで、涙がふっと止まる
  • 「モヤモヤする」だけでも、正体不明の苦しさが輪郭を持ち始める

「詩」「単語」「響き」だけでも癒しになる理由──言葉の音のちから

それでも、うまく言葉にできないときがある。

長い文にはならないけれど、
ひとつの言葉だけがぽつりと、心の底に残っているときがある。

  • 「消えたい」ではなく「薄くなりたい」
  • 「苦しい」ではなく「ざわざわする」
  • 「やさしさ」ではなく「ぬるさ」
  • 「好き」ではなく「触れたい」

そういう“単語だけ”でも、わたしにとっては立派な言葉だった。

文法なんて要らない。
詩じゃなくても、詩のように響く音があればいい。

言葉は、意味だけじゃなく、“音”で届くこともある
書かれた瞬間、その音がわたしの内側を静かに揺らしてくれる。

  • ノートに、ただひとつの単語を書くだけ
  • スマホのメモに、意味のない言葉を並べてみる
  • 響きのよい名前を感情につけてあげる
セン(Sen)

セン(Sen)

それだけで、不思議と気持ちが落ち着いていく。

「意味」よりも、「音」が先に心を癒してくれることがある──

わたしは、それを知ってから、
書けない夜にこそ、“ひとこと”を大切にするようになったの。

セン式・ノート構文術──名づけることは、自分とつながること

「この気持ちには、名前がない」──
そう思ったときこそ、ノートの出番だった。

わたしのノートには、きれいな文章はあまり並んでいない。
並んでいるのは、バラバラの単語、音、色、におい、そして感覚。

  • 「くもり」
  • 「チクチク」
  • 「のどに石」
  • 「お湯の底で眠っている」
  • 「誰にも届かないピン留めされた叫び」

それは文章ではない。だけど、わたしにしかわからない言葉たち

セン(Sen)

セン(Sen)

言葉のかけらを並べていくことで、
わたしは少しずつ、“わたし”とつながれる気がした。

そこに論理はいらない。
意味がなくてもいい。
わたしの心が「それだ」と感じられたら、それでいいの。

ノートは、問いと感情が静かに出会う場所。
言葉にすることで、モヤモヤだった感情が「形」を持ちはじめる。

そして──形があれば、その感情は、もう独りぼっちじゃなくなる。

「言葉を失った日」にこそ、書ける言葉がある

何も書けない夜がある。
すべてが言葉にならなくて、ただ息をしてるだけの夜。

でも、そんな夜にこそ、
ノートをひらいて、なにも書かなくても「ページと向き合う」だけで、
わたしの中のなにかが、すこし整っていく気がする。

言葉にならないものは、ただ“そこにある”だけでいい。
それでも、いつか──
ふとした瞬間に、ポトリと一語だけ、心に降りてくることがある。

  • 沈黙の中で浮かんできた「透ける」
  • 頭の片隅でこだました「ほどけたい」
  • なぜか手が書きたがった「音がしない涙」

それは、まるで“心の奥にあった何か”と再会する合図。

セン(Sen)

セン(Sen)

「言葉を失った日」でも、
わたしの中には、まだ“言葉になろうとする気持ち”があった。

それを見逃さずにそっと書き留める──
それだけで、わたしの感情は少しずつ戻ってきた。

結び:名づけられた感情は、光のあたる場所に戻ってくる

感情に名前をつけることは、
わたしの内側に「居場所」をつくってあげること。

言葉が与えられたとたん、
それまで曖昧だった気持ちが、
不思議なくらい「そこに居ていいよ」と言われたように感じるの。

名前を持った感情は、
もうさまよわなくていい。
誰にも見つけられなかったとしても、
“わたし”だけがその名前を知っていれば、それで十分。

セン(Sen)

セン(Sen)

書くこと、名づけること、音を残すこと──

それはきっと、心に静かに灯りをともす行為なんだと思うの。

🌙 センのノートから、ひとこと:

セン(Sen)

セン(Sen)

言葉にならなかったものに、名前をあげよう。
それだけで、その気持ちは、
光のあたる場所に戻ってこられるから。

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